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2022/06/16 10:54

夏の間、飼い主は熱中症や熱射病の兆候に常に気を配る必要があります。ここでは夏の犬の健康について簡単に説明します。

●なぜ熱中症は犬にとって危険なのか?
犬は人間のように汗をかかないのでパンティングをします。しかし、どんなに勢いのある口呼吸でも、夏の暑い日に犬の体内の熱を調節することはできません。愛犬の体温が平熱以上になると、熱中症の危険があります。犬によって差はありますが、39.4度以上は平熱以上です。さらに体温が上がり続け、41度以上になると熱中症の危険性があります。熱中症になると臓器が停止し心不全や死に至る危険性があるため注意が必要です。

●熱中症になりやすい犬もいるのでしょうか?
暑い日にはすべての犬が危険にさらされますが、特に注意しなければならない犬がいます - 太りすぎの犬や高齢の犬のように。また、被毛の厚い犬や短頭種など犬種も関係してきます。

●犬の熱中症や熱射病の兆候は何ですか?
パンティングはオーバーヒートの初期症状のひとつですが単なる疲労と間違われることがあります。他の重要な指標にも気をつけたいものです。
・通常より指示の反応が鈍くなる
・無気力
・過度のよだれ
・心拍数がふだんよりも多い
・目の色がおかしい
・めまいや平衡感覚でフラフラしている
・ぐったりしている

より深刻な症状は以下の通りです。
・けいれん
・嘔吐または下痢
・歯ぐきや舌が青くなったり、口の中が真っ赤になったりする。

もし、愛犬に深刻な熱中症の症状が出始めたら体を冷やしできるだけ早く獣医さんのところに連れていってあげてください。

●熱中症を防ぐには
暑い車内に犬を置いてはいけないことは多くの人が知っていることですが、それ以外にも犬を危険から守るための基本的な法則があります。
・暑い日や湿度の高い日、特に日中の暑い時間帯は、運動や屋外での活動を制限する。
・水をいつでも飲めるようにしておく。水飲み器を携帯するのもいいアイデアです。水遊びが好きな犬には、水泳やプールで遊ばせてあげましょう。
・水を嫌う犬には、冷却効果のあるボディラップ、湿らせたタオル、または頭に冷やした氷嚢や保冷剤で冷やしてしてください。
・長毛や厚い被毛のワンちゃんは、暑い時期に向けて散髪してあげるといいかもしれませんね。
・犬が暑がっているようであれば、すぐに室内のエアコンや日陰など、涼しい場所に移動させましょう。

●夏の暑さを意識してペットを飼いましょう。
いろいろなことがそうであるように大切なのは常識を働かせることです。夏の日の外出に、毛皮のコートを着ていたらどうなるかを考えてみましょう。そうすれば、愛犬が安全で快適に過ごせるはずです。日陰、水、時間。つまり、犬を日陰に置く、水を常に用意する、暑さにさらす時間を意識する、ということを繰り返してみてください。

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